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【モチベーション】ルームメイト,台湾人

テキサス州ヒューストンにあるRice Universityに進学するため,日本とアメリカの学年暦の違いから生じる空白の期間,俗にいう「ギャップイヤー」を白鳥は迎えていた.

生活を始めるにあたって,気になるのが「どこにだれと住むか」.

日本では,一人暮らしが一般的だが,アメリカでは,ルームメイトをとることのメリットは計り知れない.ルームメイトのメリット,デメリットはこちら.

海外からの大学院生が最初の9ヶ月,住居として選ぶのが大学院生寮.

白鳥も例外にもれず大学院生寮に申請.そして,ルームメイトとして割り当てられたのが,経済学専攻の台湾人(当時33歳)であった.

新生活には不安は,カレーに福神漬けくらい,付き物.そして福神漬けは漬け物.

ルームメイトに関する不安はなるべく減らしたい.

さらに,ニート期間中で暇で,観光地として名高い台湾に行ったことがなかった.

こうして,近い将来ルームメイトとなるYanさんに会いにいくついでに,台湾旅行が決まった.

【アプローチ】初LCC

実は,1人で海外に行くのははじめて

台湾は日本から近いし最悪,泳いで帰れるとか考えていた笑.

この余裕が後に悲惨な結果を招くことに...

Google Flightで安い航空券(俗にいうLow Cost Carrier: LCC)を予約.これが初体験であった.

ルームメイトと調整の末,彼が所属している中央研究院(Academia Sinica)のゲストハウスにかなり激安で泊めてもらえることに!

現地での観光や食事も任せっきり!超楽!

ルームメイトとの邂逅

中部国際空港から離陸した格安航空機は桃園国際空港に降り立った.

ルームメイトの指示通り,公共交通機関を乗り継いで集合場所の「南港展覧館站」へ.

わかりそうでわからない中国語の数々に戸惑っていた.路線が思ったより複雑であったのが印象的である.

彼の友人も同行してくれ,基本的に3人で行動を共にした.

ルームメイトはあまり海外経験が内装で,英語でのコミュニケーションに苦労しているようだった.(白鳥もそうだが)

まあ,現地語を喋れる人は,大変頼りになる.

【フード】毎日タピオカ

3泊4日の滞在で,ほぼ毎日のようにタピオカを飲んだ.うまい.

それまでタピオカをあまり飲んだことがなかっただけに,よりうまい.

本場かどうかは知らないが,恐ろしいほど,タピオカ店が多かった印象.

台湾のタピオカは最高でした.

毎日食べてばっか

ルームメイトの飲食店の提案には,彼の体型を裏切らない,台湾フードへの深い理解が節々に感じられた(これは褒め言葉).

初日の夕食には,台北のHot Pot(しゃぶしゃぶみたいな感じで鍋に食材をぶちこむやつ).何人前かわからなくなるほど,食べまくった.

さらに,「甘いものは別腹」は,どこの国も同じであると主張するかのように,甘々のフルーツポンチ店(「東区粉円 Eastern Ice」)に案内された.

うまいが,甘すぎ,多すぎやしないか笑.

翌日,一行は今回の台湾観光の目玉,九份へ.

日暮れまで,コーヒーを飲んだり,小籠包や牛肉麺を食べたりしていた.海と山を一望しながら食べるので,なおうまい.

千と千尋の神隠しの冒頭で,豚になってしまった千のご両親の気持ちが分かった.これは娘を無視しても食べる.

まず皮を破り,中のスープを飲んだ後にいただくという作法が存在する.

そして,その日のうちに,有名な「夜市(ナイトマーケット)」へ.

道の真ん中に出店が所狭しとひしめきあっている場所で,門をくぐると,様々なうまいものの匂いが鼻腔を刺激した.ヘビとか食べたが,意外においしかった.

キラキラしすぎだろ.

翌日,台湾101近くの,「鼎泰豊」へ.仙台に行った時に仙台駅の中にあって,日本にも進出している有名なレストランである.

小籠包を前菜に,チキンスープ,チャーハン,そしてワンタンっぽいのを食べた.どれも格別にうまかったね.

ワンタンっぽいやつ

デザートには,「アイスモンスター 微風松高店」へ.

おそらく人生の中で,最も頭をキンキンさせたかき氷である.

その量もさることながら,迫りくるマンゴーのうまみに逆えず,次々とスプーンを口に運ぶ.

それは,これがかき氷であるということを忘れさせるもので,夏の台湾のジレンマでもある.

ゲレンデを思わせるおしゃれなマンゴーかき氷.

台湾最後の夕食は,牛肉麺(「林東芳牛肉麺」)であった.こちらは台北にある肉麺専門のレストランである.

あっさりした味ではあるが,牛肉のうまみがしっかり溶け込んでおり,変化球に味噌を加えると,また一段と美味しくなった.

さすがは,ルームメイト.食べ物にはぬかりがなかった.

唯一教えてもらった中国語は「シェイシェイシャオダイ(ご飯ありがとう)」

【スポット】また行きたい場所ベスト3

第1位! 九份

千と千尋の神隠しのモデルで有名な九份.提灯の雰囲気すごい

「九份老街」と呼ばれるこの場所は,日本の下町商店街を思わせる狭い通りに,多くのお土産屋さんや飲食店が軒先を連ねていた.

日が暮れると,ほとんどの店の軒先にある提灯が一様に灯り始め,周囲を幻想的な雰囲気で包み始めた.

なるほど,千と千尋の神隠しで見た「油屋」の雰囲気を思い出し,その幻想をさらに増幅させるようであった.

九份なのに,バスで2時間くらいかかった.

第2位! 台北101

台北101

とても洗練されたタワーで,過去に最速のエレベーターを誇っていたのだとか.台北を一望できるスポット.

第3位! 龍山寺

龍山寺

多くの人が神社にお参りをしていた.お参りの際には自己紹介をしなきゃいけないのだとか.意外にソーシャル笑.

夜市のゲーセンでマリカ

結構,意外だったのは,日が暮れて夜も遅めだったにもかからわらず,ゲーセンが老若男女,多くの人に親しまれているということであった.

一行は日本でもお馴染みのマリオカートをプレイ.ゲーセンのマリオカート,本当に楽しい.

 

ごりらっちか

帰りのフライトを逃す

これまで様々な海外留学プログラムに参加してきたくせに,国際線のチェックインを25分前しようとするアホさが露呈笑.

予想以上に空港まで時間がかかってしまった.時間に対して楽観的すぎた.

お金と時間を無駄にしてしまったことに加え,帰りの便を一時的に失ったことで途方にくれた.

航空機を逃し,途方にくれていた時の写真

お母さんに電話し,「この失敗を良い教訓とするように」というありがたいお言葉をいただき,なんとかしようという気持ち.

Google Flightでその日に帰れる便を見つけ,なんとか帰国することができた.

最後に

ルームメイトは総合的にいいやつだった.

ただ,白鳥と同じくらいかそれより生活力がなさそうで心配になった.

そしてお母さん,いつもありがとう.

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