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ヒューストンの熱い夏のはじまり
約4ヶ月間あったギャップイヤーが終わり,故郷静岡で渡米の最終準備をしていた.
渡米数日前に帯状疱疹と顔面麻痺になり,フライトを延期せざるえなくなり,完治しないまま渡米.在学中ずっと使う学生証の顔写真が引きつってて笑える.
時差ボケと顔面麻痺に苦しみながら,ヒューストンの熱い夏が始まった.
オリエンテーション
まずは,大学院生向けのオリエンテーション.友達を作る絶好のチャンス!
いろいろな国から多くの人の人がいたが,日本人は本当に少なかった.
ただ,アニメとかマンガとかで日本に興味持ってくれる人が思ったよりたくさんいて,小学生からずっとしてきたマンガ,アニメ,ゲーム,サッカーがここにきて,コミュニケーションの手段としての効果を発揮したのだった.
留学生としての言語の壁
壁は壁でも,留学生が苦しむ壁はな〜んだ?そう,言語の壁.
正直,このそそり立つ言葉の壁を壊すのには,まだまだ時間がかかりそうだが,落書きするくらいはできたと思うので,その方法をここにまとめよう(2020年2月).
週末は積極的に誰かと会う.
よくやったのが,Grocery Storeに行きつつ,ランチを一緒に食べること.
重要だと思った会話は録音する
Apple Watch等を持っていれば,簡単に録音を開始することができて,便利.重要なミーティングの時は今でも全然使います.
自分なりの解釈を表現して確認をとる.
「You mean…」「Here is my understanding…」などの表現をなんとか相手との会話に差し込むのを意識する.
人の名前をできる限り覚える.
名前をしっかり覚えてもらえると,嬉しいもの.「挨拶+名前」を心がけた.
How are youの後に話題を振る
雑談(Small talk)はどこの社会でも重要でしょうね.
また,調べ物をしている時など,逆に日本語を理解できるということは,武器だと思った..
住居とルームメイト
Rice Village Apartment という大学院生用の寮に台湾人のルームメイトと住んでいる.
部屋自体は学部の時(日本)よりもずっと広く,家賃は$800くらい.カードで支払えるコインランドリー付き.
その上,レストラン街であるRice Villageに近く,週日は大学へ向かうシャトルバスが利用可能.
ただ,ルームメイトは予想通り,生活力が皆無で掃除を全くしない人だった.そんな人とバスルームをシェアしてた約9ヶ月間の生活.自分を褒めてあげたい.
ドアのデッドロック(内側からしかかけられない鍵)をロックして,深夜に締め出されたりした時はもう笑うしかなくて,ドアの前で写真撮った笑.
その上,彼女を夜遅くに連れ込み,匂いのきつい肉料理やニンニク料理をガンガン作ったり,電力会社との手続きを放置して,それぞれ$100くらい罰金をとられたりと,正直開いた口が塞がらんかった.
2020年5月には退寮なので,次なる住居を検討していきたいです.次なる住居,ルームメイトについてはこちら!
受けた講義について
Applied PhysicsのProgramでは,Core Courseが4つ,Elective Courseが5つの合計9つの講義をとる必要があるのだ.
以下のような講義をとった.
- Intro to Neuroengineering: Riceが力を入れてるNeuroscience.面白そうだからとってみたら,講義とHWの難易度差がエグくて,予想以上に時間とられてしまった.まぁ,アメリカでの初のグループワークやプレゼン,Matlabを体験できたので良かったが.
- Intro to Solid State Physics: Applied PhysicsのCore Courseで,毎週HWとReading,2度のMidterm(だが,Take home)があって正直きつかったが,それを通してPhysicsの人らと話できたり,良い勉強になった.
- Nano Optics: 学生は自分含めて5人で少人数のクラスでしたが,扱ってる内容が難しすぎて,聞きに徹しまくってしまった.ただ,たった1回のHWと最後のPresentationのみで,最初のセメスターとしては助かったが,学習の機会を逃してると思うと複雑な気持ち.
- Oral Communication: 英語のクラス.最初は人がそこそこいたけど,最後にはたった5人になった.発音練習アプリ(ELSA)を無料で使えたり,隔週決められたテーマでプレゼンしたり,スラングや略語をはじめ語学学習ツールやWebsiteを教えてもらった.まだまだ不安な英語の良い練習.
Fall 2019以降,Coreを残り3つ,Electiveを残り3つ取れば良いという感じ.
大学のしっかりとした科学の講義を英語で受けるのは初めてで,正直ついていけてない場面も多々あった.
基本的にテストはあまり得意ではないので,HWやプレゼンが主な評価項目にある講義を好んでとったし.今後もそうする予定.
研究室選び
Applied Physicsの学生は,講義をこなしつつ,来年以降(からPh.D.とるまで)所属する研究室を選ぶ必要があった.
今後の数年間所属するわけなので,めちゃくちゃ大切.自分のしたい研究,環境等をいろいろ考えて.慎重に選んだ.詳しくはこちら.
最後に
いろいろなイベントが盛り沢山で,話す人はほぼ全て自分とは異なるバックグラウンドを持っていて,本当に楽しかった.
毎日新しい挑戦があって,できるか不安になることもあったが,ほとんどワクワクしていたような気がする.
このセメスターで,自分の目の前の道が開けたような気がする.今後数年の目標としては,まずは,一人前の研究者.