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【モチベーション】インド留学の経緯

大学生活の冬(1回生)が終わり,大学2回生の春.

「やっぱ圧倒的成長を遂げるには,留学でしょ?」と思って,「お金がかからない&長期休暇中に参加できる海外留学プログラム」に参加.

これこそが私立立命館がなせる技.インドへの理系向け留学プログラムがいくつかあったのだ.

そのうち,一番難しそうな「RU-IITH産学国際協働PBLプログラム」にすぐ申し込み,結局落ちた笑.(翌年,これに参加する話はこちら)

実は,他のインドプログラム「ニッテ大学留学プログラム」にも申し込んでいた.そして,これが僕の初海外留学となったのであった.

驚くことに,このプログラムは実質無料で,渡航に生じる様々な面倒いこと(航空券手配,海外保険,現地での計画等)を大学が代わりにやってくれるので,参加しない理由がなかった.

プログラムの内容

インド南部,カルナータカ地方にあるニッテ大学にて,インドが抱える社会問題(例えば,交通や電力)について,グループで解決策を練り,検討し,現地で発表するもの.俗にいう,PBL(Problem-Based Learning)というやつ.

白鳥は電力グループで,仲間4人とよく議論した結果.インドの廃棄物処理の発展に絡めて,ゴミを燃やして発電する廃棄物発電とそれを効率化するための実践的な分別方法について提案.

事務の人に再三言われたインド渡航中の注意点は以下.

・絶対に(水道)水を飲むな

→日本以外ではどうやら常識.水道水が飲める国=日本.

・蚊に注意

→蚊は感染症の媒介.虫除けベープなりを持参.

・犬に注意

→罹患したら最後,致死率100%狂犬病.予防接種したぜ.

【アプローチ】3回もの航空機乗り換え

関西空港からシンガポール,チャンギ国際空港へ.

高校修学旅行以来の航空機でとてもワクワクしていた.

しかし,早朝にインドのバンガロール空港到着,そして国内線でマンガロール空港に到着したのは,夕方で,ほぼ丸一日の移動に疲弊.

さらに,2月の渡航だったので,日本とインドの気温差に体がバグりそうだった笑

乗り換えを経るにつれて,日本語の放送がなくなってきて,「自分,海外にいるんだなぁ」としみじみと思った.そしてインド,遠いとも.

【フード】毎日ほぼ5食.ご飯がうまい.

ゲストハウスで食べる朝,昼,夜飯は黄色い液体状のカレーを除いて,めちゃうまい.

なるほど,「飯うまインドか」と思ったが,翌年に参加した他のインドプログラムで覆るのであった.

また,Refreshmentという名の間食が毎日あって,お茶やコーヒーに加え甘々のお菓子,時にピリ辛のパイっぽい何かが出されたりした.

なかなかボリューミーで,実質5食でした.そりゃ,インド人,お腹がでるわなぁ笑

最終日の伝統的な夕食.バナナの葉にのせて,手で食べた.

【スポット】好きな場所ベスト3

今回のプログラムで,インドのローカルな場所に連れていってもらった.ここにいって本当によかった!好きです!って場所を選出.

favo place
Tannirbhavi Beach

まず,第1位!   Tannirbhavi Beach 

夕焼けがとにかく綺麗で,さざ波の音とインド人特有の匂いが神秘的な空間を形作っていたように思う.普通の週末なのに,この賑わいである.

favo place
Udupi Nirmithi Kendra

第2位! Udupi Nirmithi Kendra

インドとは思えないくらい涼しい湖畔で通り抜けるそよ風が昼寝を誘う.どうやら政府機関だそうだが,そんなのお構いなく,皆寝た笑

favo place
Gomateshwara Statue

第3位! Gomateshwara Statue

デカめの銅像の割に局部が小さめ.その前に鎮座する謎の僧侶とのコラボが面白かった.ここから見る夕焼けもよかった.

水を飲む後輩と野犬多すぎな件

water-drinking

事務の人にあれだけ言われたのに,空港に着くなり,水を飲む楽しい後輩の太郎を激写.太朗が腹痛で悶えた時にそれとなく見せてあげようかなと.

結局,太朗は終始元気だったが,飲料水だから本当に飲めるのか,それとも太朗の特質なのだろうか.

dogs

空港に着いてから,バスで大学のゲストハウスへ移動.

バスの車窓からみる風景は赤土が剥き出た未舗装の道や現地語で書かれたトタンの看板群,そして野犬!彼らはキャンパス内にもいらして,暑すぎて死んでいるようだった!野犬多すぎ!

信号がないずっと長い道に一定間隔である速度制限用バンプ(コンクリの隆起),そして空耳で聞こえてくるくらいクラクションを鳴らす車の大群が特徴的な交通状況.

公道でクラクション鳴らしたことないのに(運転してないだけ).

校長に「これがほんまのPBL」と言わしめた発表

presen

インド最終日,かなりギリギリまで資料を作っていた.

白鳥たちのチームは廃棄物発電を前提としたゴミの分別方法の1つとして専用のゴミ箱開発を提案.そして,そのプロトタイプを力を合わせて製作し,後輩の田野に実演してもらいました(プレゼン中になぜか水を一気飲みして,ゴミ箱に捨てるという実演笑).

我々,日本人がインドに来て,飲んだミネラルウォーターのペットボトルのゴミを利用して,「雨水の自然濾過装置付きペットボトル用ゴミ箱」を一週間で製作した.「あるものでい工作」,楽しかった.

思った以上に現地の先生方から好評をいただき,校長先生からは「これがほんまのPBLやな(校長の見た感じのイメージから翻訳)」というお言葉をいただいた.半年間,頑張って来た甲斐があった笑

引率日本人教授,号泣

突然の大号泣に驚くインド人教授陣

全チームのプレゼンが終了し,今回の留学プログラムに引率してくれた廣瀬先生による締めのお言葉.

「学生が寝る間も惜しんで,準備をしていたのを知り,彼らを誇りを持っている」と言いながら,なぜか号泣.

本当に情熱的な先生であるなぁと尊敬しながら,最前列ですぐさま動画撮影を始めた白鳥.

笑うのを堪えていたのか,泣くのを堪えていたのか,手が小刻みに震えていたのが,動画からわかる.

最後に

予想以上の達成感と満足感の中で,帰りの航空機に搭乗.

日本帰り,何だか一回り成長した気分になった.

こうして,海外留学の面白さに味をしめた白鳥はガンガン短期留学プログラムに参加するのであった.

[:en]日本語はこちら

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