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【モチベーション】ありがとう留学プログラム

大学2回生春休みのほとんどを,インドハワイでの海外留学に費やし,大変充実したものとなった.

完全に味をしめた白鳥は,インド留学のプログラム「RU-IITH産学国際協働PBLプログラム」に再び申し込んだ.

これが2度目となるインド留学で,3回目の海外留学となった.

さすが,「求める者には,隔てなく最高の学問を」とうたう私立立命館.ほぼお金がかからない!

プログラムの内容

インドが抱える社会問題の解決策について,インド人を加えたグループで議論し,三菱電機やオムロンなどの企業の方々にプレゼンするという内容.

インドへの渡航は夏期休暇中で,滞在期間は1週間.そして,12月中旬にインド人学生が来日し,最終発表会を行うというスケジュールであった.

半年以上に及ぶインド人とのチーム活動は,時差を考慮したスケジュールや英語でのディスカッションなど,国際的に協働する初めての機会となった.

【アプローチ】トランジットで入国

関西空港からタイのスワンナプーム国際空港をトランジットし,インドのハイデラバード空港に向かった.

実は,大学の事務には内緒で,往路のトランジット先のタイに入国しました.

これはどうやら毎年恒例らしく,「学生さんには世界の広さを知ってほしい」という担当教員の粋な計らいであった.

メトロを使ってショッピングセンターに行って,ご飯食べるくらいであったが,タイの雰囲気を感じとれた.くさい.

【フード】黄色い液状のカレー,やっぱ無理

1回目のインド留学で「インド飯うま」と感じていた.

しかし,あれらは外国人用に調整されたものだったと気づかされた.

実際は,鶏肉,豚肉が出てくるのは稀で,チャパティと野菜とパリパリした何かと数種類のカレーっぽい何かというのが基本セット.

滞在中よく見た食事.黄色のやつとパリパリのやつ.肉はない.

基本セットの中に,必ずと言っていいほど入っていた「黄色い液状のカレー」.あれはまずい.

考えてみると,宗教的な理由からベジタリアンが比較的多いのが主な理由であるので,仕方なしではあるが.

それだけに,一度だけ出てきたチキンビリヤニとバターチキンカレーは最高であった.

バターチキンカレーは最高.

【スポット】ローカルな場所ベスト3

お宝が眠っていそう

第1位! Shilparamam

値札のないマーケット.シルクの布や骨董品など,ここでしか買えないものがたくさん.ただ,交渉力がものを言う世界.外国人はぼったくられがちらしい.付き添ってくれたインド人学生の驚異的な交渉力に日本人一同,びっくり.インド人が世界でも通用する理由が少しわかった.

でっかい要塞.

第2位! Golconda Fort

かなり広大な城塞史跡.頂上からはハイデラバードの町を一望できる人気スポットである.また,遺跡の中の通るトレイルみたいで,大変楽しかった.

第3位! Birla Mandir Hyderabad

大理石で作られたヒンディー教の寺院.かなり神聖なところなのか,全員裸足で,電子機器は持ち込めなかった.画像はGoogle Mapで見て!

シャワーが出ないので,お湯作る

滞在場所はインド工科大学ハイデラバード校(以下,IITH).

ずっと建設中らしい.

最近できたばかりの大学寮に宿泊.1人1部屋で鍵は南京錠.

これでオートロックに締め出される心配はないと安堵.

しかし,シャワーからお湯が出ないという問題発生(最近できたばかりなのに笑?).

夏だから水でもいいかと諦めかけていたところに,インド人学生が電熱線とバケツを持ってきて,温め始めた笑.

原始的?だなぁと思いながら,インド人のそういった柔軟性に感心.次の日からお湯出るようになった.

お湯作成風景

映画「3 idiots」

インド人学生たちが大学のモニターを借りて,「3 idiots」という有名なインド映画を鑑賞.

IITHに通う彼らはめちゃ厳しい競争を勝ち抜いてきたわけで,その映画が現代インドの教育問題を体現していた.あと,とにかく歌って踊る.

All is well (きっとうまくいく)に見られる堂々と構えた楽観主義はインド人らしくてとても好き.

これまでで一番うまくいったプレゼン

インド人には厳しい寒さ,日本の12月.

インド人学生が来日して,いよいよ最終発表会.

会場もかなり大きく緊張した.英語のプレゼンは練習を必要とする上に,うまくできると勇気が湧いてくるもの.

最終的な発表内容は,インドの農村エリアをターゲットに,小型廃棄物発電機をオフグリッドでつなぎ,送電ロスを減らし,電力量を上げること.

さらに,電気代支払いをブロックチェーン技術を使ったスマートコントラクトにすることで,送電業者に直接的な利益をもたらすことであった.

問題設定に至る論拠や技術の裏付け,導入による電力量,コストの試算も合わせて,自分たちでできる限りのことをした.大変であった.

白鳥は,具体的に小型廃棄物発電機がどのようなもであるかをプロトタイプを作ったりした.これが後に,スマートビンのプロジェクトに繋がっていく.

最終的には全5チーム中,Best Presentation Awardを取得!やったぜ!

また,最後のFarewell Partyでは,草津天文研究会で自身が製作指揮をとったオリジナルプラネタリウムの英語講演を実施した.

最終発表会のスライド.でかいぜ.

最後に

8ヶ月もの期間,インド人とチームワークで1つの課題に取り組むことで,海外の人にも萎縮しないようになった気がした.

達成感と自信を得て,自分は将来何かしらの問題解決に携わりたいと強く思うようになるのであった.[:]