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【モチベーション】ええ,留学プログラムです
3回生になって,また新しいことに挑戦しようと思っていた白鳥.
そこで,申請したのが「国際社会で活躍する人材育成特別プログラム(オナーズプログラム)」.
このプログラムを担当する岡本行夫先生の奨学金による海外研修に参加して,ケニア留学が決定した.無料である.
毎年行き先は変わるらしく,その年の行先がアフリカであったのは,本当に運がよかった.
プログラムの内容
ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)を中心に日本との技術提携やJKUATの科学プロジェクトについて学び,アフリカ人学生らと交流.
さらに,JICAとJETROに訪問し,ケニアにおける日本の国際協力(開発事業)のあり方を学んだ.
全体的に理系向けの内容(地熱発電やインフラ事業)が多くて,いかに科学技術を軸にして国際開発が進んでいるかが窺い知れた.
立命館大学の記事はこちら
【アプローチ】あれ,空ってこんな広かった?
我らが関西空港からドバイ国際空港でトランジットして,ジョモ・ケニヤッタ国際空港へ.
丸一日かけた移動を終えて,サウナのようなうだる暑さのなか,空港を出ると,そこに広がるのは一面の空.
ナイロビの標高が高いからか,いつもより空が近くにあると感じた.
やはりケニアは自然資源が多く,その観光地化が進んでおり,ついカメラのシャッターを切りたくなるようなところばかりであった.
あれは,車じゃなくて牛
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現地での移動手段は,現地ガイドHISのバスで,車窓から見る景色は,日本では考えられない非日常ばかりであった.
例えば,道路脇をいく牛の集団.
多民族国家のケニアで,マサイ族だけは牛を公道で引くことを許されているのだとか.
そんなマサイ族は観光地各所にもおり,写真取らせる代わりにチップをねだってくる.
さらに,ケニアでは,「マタツ」というケバケバしいバスが主な交通手段.
いろいろなマタツを見かけたが,どれもカオス笑.
交通渋滞が頻繁に起こるため,道路脇や中央分離帯に「歩く小売店」が商品をアピールしてくるのが特徴的であった.
夕方カフェテラス,最高
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ケニアはイギリスの植民地であったためか,欧米人観光客が多いからら,アフタヌーンティーがホテルで提供されることが多い.
1日の終わりにホテルにあるカフェテラスで,コーヒーとお菓子をいただくのが至福のひと時であった.
ゆったりと日暮れを過ごしながら,他の参加学生とだべるのは楽しかった.
ケニアはコーヒー豆の原産国でもある.
なので,お土産も自然とコーヒー豆が多くなる.
焼き栗を思わせる風味の濃いケニアコーヒーは個人的に好き.
アフリカ最大スラム街,キベラスラム
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移動中のバスの車窓から,遠くに錆びたトタン屋根が広がる地域がみえた.
アフリカ最大のスラム街,キベラスラム.
帰宅する労働者の列や電線が絡って団子状態になっている電信柱,遠くから見てもわかる散乱したゴミの山.
これが「絶対的貧困」というのをはじめて目の当たりにした瞬間かもしれない.
もし,日本ではなく,ここに生まれていたら,白鳥は何ができただろうか.
きっと何もできずにいただろう.じゃあ,豊かな日本に生を受けた自分に将来何ができるだろうか.
国際開発事業に携わっている方々の大きな駆動力の一端に触れた気がした.
ソーラン節,センター白鳥
アフリカ10カ国から来ている大学院生らに日本文化の紹介するために,ソーラン節を踊った.
滞在最初の1週間,毎夜ソーラン節の練習をしていたのが,みんなとの良い思い出.
白鳥はあまりの踊りのうまさ?に,頭角を表し,センターに抜擢.
センターなので,アレンジを加えたり,間違えたりしても不自然じゃなかったぜ.
実際に想定していないアレンジを加えた上に,間違えたの恥ずかしい笑
予想以上に大盛り上がりであった.
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【スポット】また行きたい場所ベスト5
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第1位! Nairobi National Park
動物園ではないガチで野生の動物たちを見ることができる.
サンルーフがあるバンに乗って,舗装されていない道を進んでいく.
動物が出現したら止まり,カメラのシャッターを切りまくる.
そんな観光客を無視して,ずっとムシャムシャと草を頬張るキリンをみていると,平和な気分になる.
運が良かったので,ライオンも見ることができた!すげ!
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第2位 Lake Naivasha
湖畔のロッジに宿泊.満点の星空にケニアのビール「White Cap」.
「本当の自然」をテーマにして何か話すとすれば,真っ先にこの場所が思い浮かぶ.
落ち着きのないホロホロチョウに,湖に顔を出すカバ.一生忘れられないだろうなぁ.
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第3位 Sheldrick Elephant & Rhino Orphanage
ゾウって触ってみると剛毛でした.
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第4位 Giraffe Center
キリンに餌やりができる.餌を唇に挟んで,キリンとキスすることもできる.白鳥のファーストキスはキリン.キリン近いのテンションあがる!
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第5位 Karen Blixen Museum
植民地時代にケニアに移住したデンマーク人小説家のお屋敷.その当時の生活風景まんまで,想像力をかきたてられた.カレン・ブリクセンの人生を描いた「愛と哀しみの果てに」はいつか見たい!
キリンとキスして体調崩すリーダー?
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本プログラムでリーダーシップを張っていた児玉くんは最終発表前でただごとじゃない病に倒れ,一同騒然.
原因として思い当たるのは,あのキリンとの濃厚なキス.
ただ,キリンの舌にはむしろ消毒効果があるらしい.
プレゼン,トップバッター白鳥
ソーラン節に加え,最終発表でも前線に立った.
正直,準備できてたら,トップバッターの方が楽.
内容はケニヤの国家目標「KENYA VISIOIN 2030」が国際目標「Sustainable Development Goals」をどのくらいカバーしているのかについて.
SDGsに関して正課外活動の方でも馴染みがあったので,それがアフリカの一国ケニアの国家政策にどのような影響を与えているのかに興味があった.
最後に
まず,最も安全にアフリカに行くことができてよかった.非日常の連続で最高に楽しかった.世界がまた広がった.
JICAのスタッフさん方との夕食会を通して,ケニアに来た経緯や覚悟を直接聞いて,胸が暑くなり,同じ日本人として本当に誇らしく思った.
そんな仕事に白鳥もつきたいと思うのであった.[:]