Sustainable Week2017に参加した経緯と感想

Sustainable Weekへの参画経緯

3回生になり,インドのプログラムオナーズプログラムに参加することが決まっていて,RiSAは新しい代表が就いて,サポート役に回ろうと考えているところであった.

3回生ともなると,これまでの学生活動の経験が効いて,大学内で起こるいろいろなイベントの情報をいただけるうえに,変に自信がついちゃってて,顔見知りも案外多かったりするので,参加の敷居は低く,積極的に引き受けたりしていた.

EDGE PROGRAMの同期で,先輩であるUさんとBさんにSustainable  Development Goals (SDGs) に関連した大きなイベント「Sustainable Week」をやるから手伝ってくれという話をいただいた.

確かに白鳥が目指していた学内団体間の壁を取り払うという観点からみても,「SDGs」という国際的な目標を学生が初めて自分事として取り組むという観点からみても,面白そうな話で,自分が参加する意義もあると感じていたが,今回ばかりは,少しためらいながら参加を表明した.

というのも,いろいろなことに手を出しすぎているような状態で,首が回っていなかったような気がしたからである.実際回っていなかった笑.

まさかの副実行委員長

最初は,SOIL&SOUL(参加団体)として携わることになっていたが,イベント開催の話が進むにつれて,運営側の仕事がたくさん増えてしまい,その運営の仕事を少しずつ引き受けていった.

SOIL&SOULとして,参加団体間交流イベントを企画していたので,多くの団体の人と話す役柄という性質上,団体イベントの企画進捗把握や開会式,閉会式の統括責任を負わされると同時に,「副実行委員長」という役職までいただいてしまった.

後々,自分はあのSustainable Weekの副実行委員長だったと言えるのは,大変嬉しいことであるが.

Non-sustainableな団体

はじめて実施するイベントだけあって,仕事の量が未知で,臨機応変に対応していかなければならない状況であった.

白鳥にとって実験工房のような場所が,実行委員会にもあり,昼夜問わず,睡眠時間を削って,イベント書類や広告等々を作成する日々が続いていた.

白鳥はというと,自分のやることが終われば,すぐ退席していた.

ただ,「副実行委員長なのに,睡眠時間を削らないの?」という暗黙のプレッシャーを感じずにはいらなかった.

いろいろ終わったあとは,達成感はあったが,もう2度とやりたくないという気持ちにさせられたのもまた覚えている.

だって,皮肉なことに,Sustainableじゃないんだもん.

気まずさと葛藤

自分のやることといっても,副実行委員長として期待されていたことの大半に対して,良いパフォーマンスを残すことはできず,正直名前だけであった.

そういうわけで,かなり気まずいことが何度かあった.

その気まずさを解消するには,仕事をせなあかんわけで,言い訳がましいですが,当時の白鳥には時間がなかった.

という具合で,好きなだけ周囲にストレスのタネをばら撒いていた.寛容な周囲の方々には今でも頭が上がらない.

自分たちで本当に実現してやった

1週間あったSustainable Week期間,忙しすぎて「心ここにあらず」という感じであった.

しかし,この1週間を振り返ってみると,学生団体でやれる以上のことを成し遂げやれた.

キャンパス内で気球を飛ばしたり,規格外野菜のカレーの炊き出しを行ったり,第二の学園祭ような気分であった.

これらのことを自分たちで企画して,大学側を説得し,本当に実現してしまったという事実に驚いていた.

文部科学省のサイト

SDGsを知って

SDGsを知識としてだけでなく,経験として学ぶことができたのは,それ以降,世界を見る1つの指標となったため,大変よかった.

何より,大学や企業などの大人に対して説得力があり,英語に変えれば,世界でも通用するだろう.

個人的な経験ですが,SDGsに関連した活動を自発的に行い,その達成のために何かしらを主張すると,日常的に使うペットボトルやストローを使うのをためらうようになったりと環境意識が自然と高められる気がする.

現在のSustainable Week

現在のSustainable Weekは大学や企業とうまく強調しながら,様々なメディアを使って,これまでの実績を武器に,より新しいことにチャレンジしているようで,とても楽しそう.

意識高い系だと,偽善的だと罵られても,自分たちが主体的に何かをしようとすることを信じてあきらめないところから,自分の成長が始まるので,ぜひ頑張ってほしい.

最後に

「Think Globally, Act Locally」

SDGsはそれらを繋ぐもので,小さいことでも解釈自体で何かをなす大きなモチベーションになりうる秘密道具である.

学生時代に,SDGsに関連したイベントに携わることができてよかったと心から思う.しんどかったが.